敷島盆(しきしまぼん)とは
「敷島盆」は大正時代に作られていた黒江塗を象徴するお盆です。しかし、いつからか後継者が絶えたため継承されませんでした。敷島とは崇神天皇の宮がおかれた都の地名に由来する名で、古来「日本」の別称としても使われてきた名前です。当時日本を代表するお盆の産地であった黒江を全国に知ってもらうために名付けられたと考えられています。
「敷島盆」は大正時代に作られていた黒江塗を象徴するお盆です。しかし、いつからか後継者が絶えたため継承されませんでした。敷島とは崇神天皇の宮がおかれた都の地名に由来する名で、古来「日本」の別称としても使われてきた名前です。当時日本を代表するお盆の産地であった黒江を全国に知ってもらうために名付けられたと考えられています。
当店では百年ほど前に生産された敷島盆を現在もお客様用に使用しておりました。それを知ったお客様達はその堅牢さに驚き、復刻を望まれる声が増えてきました。
そこで、五代目池庄店主と紀州漆器が誇る伝統工芸士「林克彦」氏とタッグを組み現在によみがえらせました。
樹里は天然漆のみを使用し、木目を活かした黒内朱ですが、中央部分をふき漆にすることで綺麗な木目とのコントラストが見た目にも美しいのが特徴です。さらに何度も重ね塗りすることで堅牢性も高くなっています。
さらに、ひと手間かかる玉渕や裏の立ち上がりを角ばらせたりするデザインで美しく独特の形状をしております。
敷島盆は使うほどに漆独特の艶がでて朱色も鮮やかに発色してくるのが特徴です。
茶菓子盆としてはもちろんのこと、料理を直接盛り付けるお皿・取り皿など普段使いにもお使いいただければと思います。
店頭にご用意しておりますのでご興味のある方は手に取ってご覧ください。