池庄漆器店の歴史
池庄漆器店は、1876年(明治9年)、400年以上続く漆器の町“黒江”に 漆器卸問屋として創業しました。右の上の写真にあるのが当時の店舗です。
初代 庄五郎は、町会議員等も務め地域に尽くしました。
二代目 信太郎は、質素・勤勉・たゆみない努力により事業を揺るぎないものにしました。二代目のエピソードとして、日常、大八車を引いて商品を運搬中履いていたワラ草履が破れると、道ばたに捨ててある少しでもマシな物に履き替え倹約、がんばりを続けたそうです。
一方、消防ポンプの寄付や学校への設備寄付など、地域への貢献も欠かさなかった。 三代目 俊三は、第二次世界大戦を真っ向に経験しくぐり抜けた真面目・誠実な人柄で面倒見も良く、地域の人からも信頼を受け町内会長も長く続けた。
そして今、私で五代目になります。四代目である先代はまだ健在。私をサポートしてくれています。私の代で、当時県内でも珍しかったインターネット通販(2000年頃~) を始め現在に至ります。
近年は、黒江の町並みを活かした景観づくり協定(黒江JAPAN)会長として黒江の町づくりに尽力しております。その他、和歌山県中小企業青年中央会会長や紀州漆器協同組合青年部 部長、海南商工会議所青年部会長等、歴任させていただいております。
築220年の実店舗は、国の登録有形文化財に指定されています。
毎年、6月と11月には当店舗で展示会を開催致します。
商品点数の多さに圧倒される事でしょう。